意味深に出てきて回収されなかったり有耶無耶になった要素が多い。
もちろんそれがこのゲームの魅力であり、そこに私たちは惹かれるわけである。
この記事では個人的に気になったことを書いていきたい。
1 プロト=イヴ
あまりにも謎すぎる。
パンダで仕掛けを解いた後にでてくる謎の異空間に佇む謎のキャラクターである。
アレックスに意味不明なことを言った後、勝手に上空に飛んでいく。
セリフ自体はこのゲームがリスペクトする村上春樹の作品からの引用らしい。
この消え方は黄金のアルパカ戦後のオタクもする
それだけかと思いきや、ロビーで受付の中にいる。
その後は一切登場せず、どんな存在でなんのためにいたのかすら明かされないどころか、会話でも触れられることもなかった。
英語版だと名前が「proto woman」のようだ。
それを踏まえると聖書に登場する、原初の女性として創造されたイヴが元ネタと思われる。
だとするとアダムはどこにいるのだろうか?
超小ネタだが、名前の表記が初登場と二回目で微妙に違っている。
2 廃工場のシルエット
このシーンをご存じだろうか?
サミーが仲間になった後部屋をでると挟まるムービーである。
唐突に画像のシルエットが左から右へと通りすぎるのだ。
それに対して二人はなんの反応もしない。
また、シルエットに該当する人物はゲームを一通りプレイしても登場しない。
特徴的な髪型やアゴヒゲなど、出てきたらすぐにわかりそうだが…
もしかしたら何かのパロディか?
3 廃工場の看板側に埋められていたもの
一体なんだろうか?
このシーンで恐ろしいものとして考えられるのはやはりサミーの死体か?
だが、それではあまりにも直球過ぎるしサミーがエンティティに連れていかれるシーンと整合性がとれないように思う。
だとするとサミーの母親?他のなにか?
4 ヴィルヘルム戦前のサミーのセリフ
サミーはエレベーターを知らない発言をする。
それ以降、アレックスはエレベーターを知らない女の子と呼ぶことがあるほどだ。
よほど印象的なのだろう。
しかし、すぐ後にエレベーターを普通に知っていてなおかつよく利用するような発言があるのだ。
設定ミスというかシナリオを書いている人が間違えたのかと思ったが、「エレベーター知らない」発言の直後では流石にミスとは考えにくい。
となると、世界崩壊の前兆だろうか?
これを言ってしまうをどんな矛盾もごり押しで突破できてしまうので禁じ手に近いが…
5 黄金のアルパカの発言
黄金のアルパカの主人公たちに対しての発言である。
幼なじみのように振る舞う者
チャンストラベラー
と一見意味不明な言葉である。
作中では具体的に説明されることはないので考察してみる。
最終決戦前に、マイケルは全ての並行世界の自分の人生を認識し、プロトマイケルとして覚醒する。
年末イベントで、本来のマイケルは幼少の頃に会って以来顔も会わせていないことが語られる。
それを踏まえると意味がわかるような気もする。
パーティーにいるマイケルはアレックスの幼馴染みのマイケルではないということだ。
プロトマイケル覚醒は黄金のアルパカ戦のずっと後なのでこの時点の発言としては矛盾があるように思うが、黄金のアルパカは幾多の世界を知っているような発言をしているので時間を超えて世界を認識できる者として考えれば、こじつけ感が強いが無理矢理納得できなくもないか?
ここに限らずマイケルはパーティーの中でも謎の多いキャラクターだと思う。
唐突にプロト覚醒するとか、覚醒前に並行世界の自分とコンタクトをとるとか
後者のヴェラに対するチャンストラベラー(偶然の旅人)は
普通に、並行世界からの来訪者という意味だろう。
しかし、黄金のアルパカの方はヴェラに初対面のような反応をしていたのに、ヴェラが黄金のアルパカを知っていた理由はわからない。
以前会っているのだろうか?
黄金のアルパカは複数いて、この個体とは初対面だった?
正直、黄金のアルパカは謎が多すぎるので別記事で書きたい。
おわりに
まとめてみるとゲーム開始直後から怒涛のように謎が山積している。
序盤だけで明かされていない謎がこれだけあった。
というか廃工場はknnのマイクや掘り返された穴など意味深なものが多すぎる。
そして第三のエンディングの鍵といわれている気がする窓だらけの空間
ここも別記事で書いてみたいと思っている。
黄金のアルパカがアレックスに言った「複層的存在」という言葉も、終盤の展開を踏まえるとわかるようなわからないような…
探せばもっとあるかもしれない。
他にも謎に思ったところはたくさんあるのでそれも記事にしていく。
筆者は勉強不足なのですでに解明されている謎もあると思います。
答えがわかる方がいたら教えていただけると助かります。