このブログのモットーは書きたいことを書いていくである。
書きたいことを書きたいように書き、書きたくないことは書かないのだ。
おそらく私はホグワーツの寮で言えばハッフルパフであろう。
正義感など無いに等しいし、目的のためなら便器を舐めてまで遂げるわけでもないし、ガリ勉でもない
しかし、忍耐強く忠実で苦労を苦労と思わないし、フェアプレーを好むタイプだ
苦労と思うことはやらない
苦労と思わないことをやっているのだ。
そして、誰よりも何よりも自分の欲望に忠実だという自負もある。
私はYIIK: ポストモダンRPGが大好きだし、人生でNo.1のゲームだと思っている。
だからといって他のゲームをしないわけではない
私もたまにはYIIKから離れることもある。
そんなわけで今回は「Viewfinder」というゲームについて書きたいので書いていく。
Viewfinderとは
現実に干渉できるカメラや写真を使うパズルゲーム、またそれに登場するカメラのことである。
と言ってしまってもいいのだが、意味がわからないと思われるのでもう少し詳しく説明する。
写真
このゲームでは、写真をセットするとその写真が実体化し、現実に投影される。
投影された(実体化した)写真内部には空間が広がっていて、内部のアイテムを回収したり、内部のエリアに進んだりできるのだ。
カメラとその能力
また、もう一つの重大要素であるカメラ(ビューファインダー)
風景を撮影し、写真として現像することができる。
現像した写真は前述の現実投影写真である
例えば、繋がっている足場のない到達不能に見えるエリアの場合
近くの適当な通路を探し、
現像した写真を投影すると…
実体化した通路によって進めるようになるのだ
あるテレポーター
このゲームではステージ毎にテレポーターがあって、それを起動させることで次ステージに進んでいくのだが、画像のテレポーターはバッテリーを複数個(この場合は3個)パッド上に置かなければ起動しない。
しかし、ここにはバッテリーが1個しか無い。
こんな時にはビューファインダーの出番である。
バッテリーが無いなら複製すればいいのだ。
ビューファインダーでバッテリーを撮影
現像
そして投影
これでテレポーター起動
以上がこのゲーム簡単な解説であるが、言葉ではあまり伝わっていないだろう
やはり、ゲームにしろ何にしろ百聞は一見に如かずであり、百見は一触に如かずである
写真を現実に投影する感覚や、謎解きに対するアプローチも言葉でなく、実体験でしかわからないはずだ。
謎解きも他の凡百のゲームのような陳腐なもの(キーアイテムを取ってくるとかスイッチを押すなど)ではなく思わず感心するような解法があり、とあるシーンの謎解きでは思わず歓声をあげてしまった。
公式の解説文では「知覚への反逆」や「現実の再定義」など仰々しい文言が並んでいるが、まさにその通りとしか言えない体験ができるはずだ。
私の好きなYIIK: ポストモダンRPGも超現実的なゲームであり、思わず目を見開くような世界を見せてくれる。
しかし、Viewfinderは全く別の、つまり自身の主観的な世界認識を揺るがすタイプの新しい衝撃を与えてくれるのだ。
自ら撮影した写真が実体化し、それまで何もなかった空間に現れる、その感動はプレイしたものにしかわからないだろう。
その感動は私に確かな爪痕を残し、「Viewfinder」は私の人生での最高のゲームランキングの上位に位置し続けることが決定された。