ポストモダンなブログ

書きたいことを書いていくブログです

YIIK: ポストモダンRPG サウスタウンの違和感

 

サウスタウンをご存じだろうか?

アレックスの出身地であるフランクトンから出てすぐ左下にある小さな町である。

基本的になんの変哲もないように見える町だが、それ故に不可解に思えるところがあったので今回はそれを書いていく。

 

 

フランクトンからの距離

ご覧の通り最初の町であるフランクトンから非常に近いサウスタウン

 

例えば、ローリーのすむ町であるウインドタウンは設定上はフランクトンから一時間程度の距離であり、ゲームではバスに乗り少し歩いた場所にあり、ある程度距離がある。

次の町であるフラッグタウンは更に離れたところにある。

このようにイベントを持ったキャラがいる町はある程度離れたところにありゲーム的にもストーリー進行を表す意味である程度の距離を持っている。

だが、サウスタウンはフランクトンから徒歩で3秒もかからない位置にあり、中継拠点として設置されたとは考えにくい。

とすると他に役割(重要クエストなど)があると考えるのが自然に思える。

 

 

シェーンGアービングと幽霊

このキャラをご存じだろうか?

マウンテンタウンの幽霊の生前の交際相手であり、彼女が交通事故で死んだときに見向きもせずに他の女と立ち去った男である。

本編ストーリーでマウンテンタウンに幽霊がいるという噂を聞いたアレックスたちはそれをサミーかもしれないと考え、探索することとなる。

幽霊はその事を根に持っていて成仏できずに自作のカセットテープに取り憑いていたが、アレックスの計らいによってシェーンへの復讐を遂げた。

このクエストを完了するには幽霊の弟(生きている人間でカセットテープ探索の依頼人)にテープを渡すか、シェーンに渡すかどちらかを実行する必要がある。

 

余談だが、廃工場にてサミーがエンティティに連れ去られた後にフランクトン及びサウスタウンに戻ると全てのNPCがいなくなっているのだが、シェーンだけはなぜかいる(将来的にOnismクエストで討伐依頼がくる標識マンは普通にいる。というか夜にならないとこいつは出てこないので必然的にこのシーンかみんなでLPレジェンドを聴いた後のシーンでないと出現しない)

 

 

謎の隠しアイテム

以前の記事「第三のエンディング調査報告」で書いたあのアイテムである。

簡単に説明するとサウスタウンに謎のアイテムがあり、それを入手すると謎のNPCが出現し、第三エンドのカギとなるという噂だ。

筆者の検証では、アイテム入手時にバグのようなものが起き、その後に出現するはずのNPCにも出会えず調査を中断せざるを得なかった。

結局謎のままであり、非常に消化不良感の残るエリアだった。

 

 

重要クエスト無し

マウンテンタウンには重要クエストが存在しない。

こう断言してしまうと誤解を招きそうだが確かに無いのだ

例えば、アレックスの故郷のフランクトンは言うに及ばず、サミーと出会う廃工場、ローリーのいるウインドタウン、クラウディオとショーンドラのいるフラッグタウン、マークのいるマウンテンタウン、ミスティカルアルティマLPレジェンドを放送する電波塔、第二エンドの舞台KNNなど、どのエリアもストーリー上何らかの重要なイベントが用意されている。

しかし、サウスタウンにはそういったイベントが無いのだ。

上記のシェーンGアービングと幽霊のクエストも大学前にいる被害者の弟にテープを渡しても何ら問題なく、結果は変わらずシェーンに幽霊が取り憑く。それどころかテープを渡さなくともストーリーには一切影響がない。

つまり、ストーリーを進めるだけならばサウスタウンには一切立ち入る必要がないのだ。

 

 

 

余談

マウンテンタウンの幽霊のシーン

時系列ではその後になるエッセンシア捜索のワンシーンでは普通に幽霊確認してる

 

 

 

 

おわりに

やはり何かおかしいように思える。

何かがあるのではなく、何もないから異常に思えるのだ。

特にストーリーに関わるイベントもなく、位置的にも必然性の感じられない場所にあるなど違和感を感じざるを得ないエリアだった。

なにか見つかれば記事にしたいと思っているがその前に1.5アップデートでストーリーも何もかも変わってしまう可能性もあるだろう。